フラット35の団信代わりに生命保険を活用する方法②

フラット35の団信のイメージ図

一般の金融機関の住宅ローンは基本的に団体信用生命保険(以下、団信)を外すことは出来ません。

それに対して、フラット35は団信を「付ける」「外す」を選ぶことが出来ます。

フラット35の団信は正確には「新機構団体信用生命保険制度」と言い、「新機構団信」と呼ばれています。

フラット35を選ぶ場合、「団信はいらない」と言う事であれば単純に「新機構団信」を外せばよいだけです。

ただ、団信を付けたい場合は

1、「新機構団信」を付ける

2、「新機構団信」を外して生命保険で代用する

を選ぶ必要があります。

「『新機構団信』代わりの生命保険ってどんな仕組みなんだろう?」「『新機構団信』と生命保険、どっちがお得なんだろう?」というお悩みに自転車FPが解説します。

収入保障保険とは?

↓FWD富士生命行の収入保障保険(画像をクリックするとページに移ります)
FWD富士生命の収入保障保険
団信代わりの生命保険とは正確には収入保障保険という保険種類になります。

住宅ローンの返済が進むと、当然、残債は減っていきます。収入保障保険は、残債が減る分に応じて保障額が下がるという仕組みの保険です。

例えば・・・

・30歳の男性
・住宅ローンの月々の返済額:10万円
・返済期間:35年間

の場合、

・保険期間と払込期間:65才(=35年間)
*「65才まで掛け金を支払い続ければ65才まで保障が続く」という設定

・死亡月額10万円
*「死亡した場合、生きていたら65才の年齢まで毎月10万円を家族が受け取れる」という設定

・月々の掛け金:4,185円
(上記のFWD富士生命の収入保障保険の場合)

つまり、「新機構団信」を付けなくても、収入保障保険に毎月4,185円支払っていれば、万が一死亡しても、毎月の住宅ローンの10万円の支払い分は死亡保険金として、毎月受け取ることが出来きます。

掛金の比較

「新機構団信」と収入保障保険を下記の条件で月々の掛金を比較してみます。

■共通の条件

・30才
・男性
・借入額:3,500万円
・返済期間:35年

■フラット35の条件

・フラット35の金利:1.1%の場合
(「新機構団信」を外すとー0.2%)

「新機構団信」を付けた場合
⇒月々支払い100,439円

「新機構団信」を外した場合
⇒月々支払い97,177円

差額3,262円
(実質「新機構団信」の月々の掛金)

■収入保障保険の条件

・保険期間と払込期間:65才(=35年間)
*「65才まで払い続ければ65才まで保障が続く」という設定

・月額10万円
*「死亡した場合、生きていたら65才の年齢まで毎月15万円家族が受け取れる」という設定

掛金の比較 30才・男性の場合

↓FWD富士生命行の収入保障保険の掛金(画像をクリックするとページに移ります)*9ページ
FWD富士生命の収入保障保険の掛金
■フラット35
3,262円
(実質「新機構団信」の月々掛金)
*金利によって変わる。
*年齢・性別は関係ない。

■収入保障保険(FWD富士生命の場合)

・月々掛金:4,185円
・月々掛金:2,136円(*)
*「タバコを吸っていない」「血圧が基準値以内」などの基準を満たした場合

■フラット35と収入保障保険の差額

3,262円ー4,185円
月々ー189円

「新機構団信」の方が189円お得ですが、「タバコを吸っていない」「血圧が基準値以内」などの基準を満たした場合は

3,262円ー2,136円
月々1,126円

収入保障保険の方がお得になります。

ただし、フラット35は金利が毎月変わるので、それに応じて「新機構団信」の掛金も変わります。

また、FWD富士生命以外でも収入保障保険を扱っている保険会社はあります。保険会社によって掛金は違います。

つまり、契約時の金利や保険会社によって差額も変わります。

掛金の違いの理由

収入保障保険と「新機構団信」の掛金の設定方法での違いのポイントを解説します。

■フラット35の金利は毎月変わる

フラット35の金利は毎月変わります。と言うことは、ー0.2%にして月々団信を外して安くなる分の掛金(=団信分の掛金)も毎月変わります。

つまり、

フラット35の金利が高い⇒「新機構団信」の掛金が上がる

フラット35の金利が低い⇒「新機構団信」の掛金が下がる

■フラット35の金利は誰でも一律同じ

フラット35の「新機構団信」は年齢・性別関係なく、その月の金利で決まります。

■収入保障保険は年齢・性別で掛金で決まる

収入保障保険は生命保険会社の商品なので、年齢と性別で掛金が決まります。

当然、年齢が若ければ掛金は安いです。

そのため

年齢が若い⇒収入保障保険の方が安い可能性が高い

年齢が上がる⇒「新機構団信」の方が安い可能性が高い

と言うことです。

■収入保障保険は保険会社ごとに掛金が違う

フラット35は色々な銀行で扱っていますが、どの銀行も金利はほとんど同じです。と言うことは、どの銀行でも「新機構団信」の掛金も同じと言うことです。

それに対して収入保障保険は各保険会社によって掛金に違いがあります。

「新機構団信」代わりに収入保障保険を検討する場合は、複数の保険会社の見積もりを基に検討するのが良いでしょう。

■収入保障保険には割引がある保険会社も

保険会社によって「割引がある」「割引がない」があります。

例えば・・・

・非喫煙体の割引
⇒タバコを吸わない人向けの割引

・健康体の割引
⇒血圧やBMI(肥満度を測る数値)が基準値内など健康の人向けの割引

・優良ドライバー
⇒ゴールド免許を持っている人向けの割引

特にタバコを吸わない人向けの割引は大きいです。

■「新機構団信」は契約後に外せない

「新機構団信」は住宅ローン実行後にはずことは出来ません。

それに対して収入保障保険は住宅ローンと別の契約なので解約することが可能です。

もちろん、解約してしまったら保障がなくなってしまいますが。
>>フラット35の団信代わりに生命保険を活用する方法①

管理人から一言

「新機構団信」は住宅ローンを組む時に一緒に申し込むので手続きが簡単です。

それに対して、「新機構団信」代わりに収入保障保険を用意する場合は、住宅ローンと別で生命保険に加入する必要があるので、多少手間がかかります。

また、保険会社によって掛金が違います。ネット上で「〇〇保険会社の収入保障保険が安い」と言っても、年齢や性別によって掛金が変わるので、あまり当てにしない方が良いでしょう。

また、一度、「新機構団信」を選ぶと住宅ローンを組んだ後に外すことは出来ません。

後で後悔しないように「新機構団信」代わりの収入保障保険を検討する際は、専門のFPに相談して、複数社の収入保障保険の見積もりを出してもらい検討するのがベストです。

都内近郊であれば管理人がご面談の上、解説させて頂きますので気軽にご相談下さい。

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