「新キュア」と言えばオリックス生命の主力商品です。
この「新キュア」が2018年10月からバージョンアップします。
このバージョンアップに伴って
■先進医療特約
は今までの保障内容より保障内容が手厚くなりました。
「先進医療特約」とは?
「先進医療特約」とは健康保険適用外で厚生労働省から先進医療と認められた治療の技術料(≒治療費)がもらえるという特約です。
つまり、保険適用外なので当然3割負担でなく全額自己負担の先進医療を無料で受けることが出来る特約になります。
正確には下記HPにある治療が該当します。
一例をあげると
■重粒子線治療
⇒約314万円
(放射線のがん治療)
■多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
⇒約60万円(両目)
(白内障の手術)
「先進医療特約」他社との違い①
新キュアの「先進医療特約」の他社との違いの1つ先進医療の技術料(治療費)がもらえる以外に先進医療一時金とし技術料の10%が上乗せでもらえるという点です。
先進医療は厚生労働省に認められた治療ですが、病院も指定されています。
ということは全国でどこでも受けられるという訳ではありません。先進医療は厚生労働省から認められた病院でなければなりません。
正確には下記のページの通りです。
>>先進医療を実施している医療機関の一覧 厚生労働省公式HP
地方に住んでいる人は飛行機や新幹線でその病院までの交通費がかかる場合があります。
それらの費用として10%を上乗せして給付金がもらえる仕組みになっています。
この技術料の上乗せがもらえる医療保険は他社にもありますが、中には技術料のみで上乗せ分がない保険会社もあります。
「先進医療特約」他社との違い②
新キュアの「先進医療特約」の保険期間は終身です。
他社の医療保険の中には保険期間が10年という保険会社が多いです。
なぜ保険期間が10年なのかというと、先進医療は解説した通り、厚生労働省が認定しています。どの保険会社も治療を受けようと思った時点で厚生労働省が先進医療として認めていることが対象の条件となります。
ということは10年後、20年後に先進医療が何種類認められているかは今の時点では分かりません。
なので多くの保険会社が保険期間を10年としています。
と言うのも、もし10年後に先進医療の種類が増たり、先進医療を受ける人が増えた場合は、掛金を上げられるように保険期間を10年と区切っている保険会社が多いです。
逆に新キュアの「先進医療特約」の保険期間は終身なので今後、先進医療の数が増えようと、先進医療を受ける人が増えようと契約が続いている限り掛金と内容は変わりません。
その代わり、保険期間が終身の新キュアの「先進医療特約」は保険期間が10年の医療保険よりも掛け金が多少高めです。
「先進医療特約」特約分の掛け金がアップ
新キュアが2018年10月以降バージョンアップして「先進医療特約」に上記の先進医療一時金が付いたのですが、「先進医療特約」の掛け金は上がりました。
■30歳・男性の先進医療特約の掛金
2018年10月以前:112円
↓
2018年10月以降:191円
■40歳・男性の先進医療特約の掛金
2018年10月以前:112円
↓
2018年10月以降:296円
■50歳・男性の先進医療特約の掛金
2018年10月以前:112円
↓
2018年10月以降:455円
*保険料免除なしの掛け金
「先進医療特約」部分だけの掛け金を見ると掛け金上がりました。
これは先進医療を受けてオリックス生命に請求する人が大幅に増えたからのようです。
このことはオリックス生命に限らず、ほかの保険会社でも言えるはずです。(オリックス生命のみ先進医療の給付が増えたということは考えられないので)
ということは、他社も今後、先進医療特約の掛金が上がる可能性が高いと言うことです。
他社では保険期間が10年という保険会社がある中で、「先進医療特約」の保険期間が終身という点は新キュアのメリットと言えます。
管理人からひと言
オリックス生命の新キュアが2018年10月より新しくなり「先進医療特約」がバージョンアップしました。
ただ、「先進医療特約」だけでなく、新キュアの主契約やその他の特約も含め検討する必要があります。
ただ、いろいろな考え方があるので、新キュアを検討する時は専門のFPに相談するのが良いでしょう。
都内近郊であれば管理人がご面談の上、解説させて頂きますので気軽にご相談下さい。