「保険の選び方って難しい?」と悩んでいる人も多いと思います。
なぜなら、テレビのCMや雑誌の広告などたくさんあり「保険会社も沢山あるし、保険商品も沢山あるからよく分からない?何が違うの?」と考える人が多いからだと思います。
この悩みを言い換えると、「私に合った保険ってどれだろう?」と言うことでしょう。
この悩みを解決するには、まずは保険の仕組みを理解する必要があります。
そのためにも保険にはいくつか種類があることを知ることが重要です。
その種類とは大きく分けると下記に分けられます。
1、医療保険
2、がん保険
3、死亡保険
4、積立型保険
5、就業不能保険
それぞれ下記で解説します。
1、医療保険
保険と言うとまずは入院の保険を頭に思い浮かべる人が多いと思います。
「医療保険」は入院した時に備えるための保険の種類です。
「医療保険」はほとんどの保険会社で扱っていますので、「どの保険会社の医療保険がいいんだろう?」と思うかもしれませんが、基本はだいたいどの保険会社も同じです。
と言うのも、どの保険会社の医療保険も主契約(=基本保障)は「日額」というの保障内容になっているからです。
「日額」とは「入院したら1日につき1万円」「入院したら1日につき5千円」という保障内容のことです。
それに対して、「特約」については各社異なります。「特約」とは簡単に言うとオプションのことで主契約に上乗せで付ける保障のことです。
なので、「A社では付けることができるけど、B社では付けられない(その特約がないので)」ということもあります。
また、「特約」はあくまでも「主契約」に付けるものなので、「『特約』だけ加入したい」と言うことは出来ません。
「どの保険会社の『医療保険』がいいんだろう?」と悩む場合は特約を見比べるというのも1つの方法です。
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2、がん保険
「がん保険」は読んで字の如く、がんになった場合のみ保障の対象になる保険です。
なので、
■医療保険
⇒盲腸、胃潰瘍、骨折
基本的に入院したら全て対象
■がん保険
⇒がんのみ対象
がん以外の病気・けがは対象外
たまにこんな質問を受けます。
「がんで入院したら医療保険も対象になるの?」
がんは「医療保険」の対象になるかどうかの質問は「なる」が答えです。
でも「『医療保険』だけでがんの治療費が足りる?足らない?」の質問は「足らない可能性が高い」です。
一般的にがんの治療は100万円~200万円位かかると言われています。
「医療保険」は基本的に「入院したら1日につき〇千円」と言う保障内容です。
仮にがんの治療のため、30日入院しても日額1万円の場合30万円保険会社からもらえますが、入院日数が短くなる傾向にある現在、これだけでは足りない可能性が高いです。
それに対して「がん保険」はほとんどの保険会社の主契約に「診断一時金」という保障内容が付いています。
「診断一時金」とは読んで字の如くで「がんと診断されたら一時金がもらえる」と言う内容です。
一時金とは100万円や200万円などまとまった給付金のことで、ほとんどのがん保険で100万円位は付いています。
つまり、がんと診断されたら「入院する」「入院しない」に関わらず、100万円単位のまとまった給付金がもらえると言うことになります。
がんの治療費に備えたいなら、治療開始時にまとまった給付金がもらえる「がん保険」は安心感があると言われています。
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3、死亡保険
死亡保険の中でも、ここでは掛捨ての死亡保険について解説します。
掛捨ての死亡保険の種類として、代表的な種類が下記の2つになります。
1、定期保険
2、収入保障保険
「定期保険」とは読んで字の如くで、最初に設定した期間内はいつ死亡しても、保険金額は変わりません。
例えば・・・
■保険期間:10年
*保障される期間
■保険金額:1,000万円
の場合、加入してから10年間は、いつ死亡しても1,000万円の保険金を受取人は受け取ることが出来ます。
ただし、10年後は保障が終わってしまいます。
*更新すれば保障を継続できますが、掛け金が上がります。
「収入保障保険」は必要な保障を、必要な分だけ用意することが出来る保険と言われています。
具体的には、子供が小さいうちは大きな保障を準備でき、子供が成長して親としての責任が軽くなるので、その分に応じて保障を調整(少なく)していく保険です。
どちらも掛捨ての死亡保険ですが、家族や子供のために死亡保障を用意する場合、「収入保障保険」の方が合理的に保障を用意できるため、今は「収入保障保険」を選ぶ人がほとんどです。
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4、積立型保険
保険の種類の中には掛捨ではなく、お金が貯まる、いわゆる「積立型」の保険もあります。
代表的な積立型の保険の種類は下記の2つになります。
1、終身保険
2、個人年金
「終身保険」は簡単に言うと「一生涯、死亡保障が続く積立型の保険」です。
低金利の現在、銀行に貯金してもなかなかお金が増えないので、銀行に代わって終身保険で貯金をする人が増えています。
ただし、デメリットもあります。短期で解約してしまうと元本割れの可能性が高い、という点です。
また、終身保険は必ず「払込期間」を設定する必要がります。
払込期間とは掛金を積み立て続ける(払い続ける)期間のことで、「(積立の)満期」と考えても大丈夫です。
払込期間は「60歳まで」「65歳まで」「10年間だけ」など、保険会社によって設定できる払込期間が異なります。
「個人年金」は読んで字の如くで「個人で老後のお金を貯める保険」です。
「個人年金」には死亡保障がないので、もし掛金を支払っている間に死亡してしまったら、それまでに支払った掛金分を遺族が受け取ることが出来る仕組みです。
「終身保険」と同じく、「個人年金」も銀行よりは利息が増えるのですが、短期で解約してしまうと元本割れの可能性が高いです。
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5、就業不能保険
一般的に「就業不能保険」は、なじみがない保険かもしれません。
「就業不能保険」とは呼んで字の如くで「死亡はしていないけど、仕事が出来なくなってしまった場合に備えるための保険」というものです。
最近の医療技術の進歩で病気になっても死亡する可能性は昔よりも減りました。
ただ治っても治療前と同じように仕事ができるかと言うと、制限されてしまう場合もあります。
つまり、
1、健康
↓
2、病気
↓
3、就業不能
↓
4、死亡
の「3、就業不能」に備える保険です。
管理人から一言
保険と言っても、保険会社も保険商品も沢山あります。
その中から自分に合った保険を探し出すことは困難です。
ネットや雑誌の情報だけで判断せず、保険を検討する際は、必ず保険に詳しい専門のFPに相談するのが良いでしょう。
都内近郊であれば管理人がご面談の上、解説させて頂きますので気軽にご相談下さい。